ちょっと贅沢なアイスクリームと聞けば、誰もが答える『ハーゲンダッツ』!
ハーゲンダッツってどこの国のアイスクリームなんだろう?
このような疑問に、臨床検査技師の筆者が、ハーゲンダッツがどこの国で生まれたのか紹介します。
結論からいうと、ハーゲンダッツは1961年アメリカのニューヨークで、ルーベン・マタスによって生まれました。
ルーベン・マタスの『究極のアイスクリームを作りたい!』という熱意と信念は、60年の時を経て、今も愛されるアイスクリームになっています。
この記事では、ハーゲンダッツはどこの国のアイスクリームなのか?美味しさの秘密や高級アイスクリームである理由などお伝えします。
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目次
ハーゲンダッツはどこの国のアイスクリーム?アメリカNY生まれです!

ハーゲンダッツは1961年、アメリカのニューヨークで生まれました。
創始者は『ルーベン・マタス』。
ルーベン・マタスの『究極のアイスクリームを作りたい!』という熱意から、ハーゲンダッツは始まりました。
その信念が60年の時を経て、今も愛されるアイスクリームブランドになったんですね。
ちなみに、ルーベン・マタスのモットーは、『完璧を目指す-Dedicated to Perfection』です。
『ハーゲンダッツ』に深い意味はない
『ハーゲンダッツ』という名前は、創始者ルーベン・マタスがアイスクリームはデンマーク産というイメージがあるからと、コペンハーゲンの『ハーゲン』と、その語尾に合う『ダッツ』を組み合わせて作り出した造語だそうです。
※デンマークは酪農が盛んな国であり、デンマーク産の乳製品は欧米で広く知られている。
ハーゲンダッツの名前はイメージで作られたものでした。
どんな深い意味があるんだろうと、興味津々だったのに虚をつかれた感じです(笑)
まあ、そのおかげでブランド名も名付けの由来も覚えやすので…ある意味OKですかね。
製造工場は世界で4カ所しかない
世界中で販売しているハーゲンダッツですが、実は製造工場は3カ国4カ所しかないんです。
アメリカ:ニュージャージー州ウッドブリッジ
カルフォルニア州トゥラーレ
フランス:パリ北部のアラス
日本:群馬県高崎市
アメリカに2カ所、フランスと日本に1カ所ずつです。
世界中で販売しているのに驚きの少なさです。
その数少ない製造工場の1つが日本にあるってのはすごいことですね。
ちなみに、日本で販売されるハーゲンダッツはすべて群馬県産になります。
ハーゲンダッツの本社はアメリカ!日本では合弁会社で販売
アメリカではハーゲンダッツという会社ではなく、大手食品会社の『ゼネラル・ミルズ』になります。
独占ライセンスはアメリカとカナダでは『フロネリ(ネスレとPAIパートナーズの合弁会社)』が2100年まで有し、同社グループのドライヤーズ社(本社、米国オークランド)が製造、販売を行っています。
日本ではゼネラル・ミルズのオランダ法人『ハーゲンダッツ・ネザーランド』、『サントリーホールディングス』および『タカナシ乳業』の3社による合弁会社である『ハーゲンダッツジャパン株式会社』が販売しています。
美味しさの秘密は…実はシンプル!

ルーベン・マタスは『誰もが美味しいといわれるアイスクリームは、シンプルな素材でしか生まれない』と考えます。
しかし、1950~60年代のアメリカは『合成着色料』や『乳化剤』が当たり前のように使われていました。
そこで、主原料のミルクや砂糖、卵黄から副材料にいたるまで、素材を厳選してアイスクリーム作りをはじめました。
こうして最初に生まれたのが、『バニラ』『チョコレート』『コーヒー』の3種類です。
厳選した素材だけを使用した特別なアイスクリームは、ニューヨークの高級素材を扱う『デリ』に登場し、そこから瞬く間に全米中に広がったのです。
あのハリウッドのセレブまでを魅了し、自家用ジェットでニューヨークまで駆けつけるほどだというから驚きですね。
ハーゲンダッツの世界への広がり早見表
年(西暦) | 事項 |
1961年 | ニューヨーク『デリ』に登場 |
1973年 | 全米販売を拡大 |
1976年 | ニューヨークにハーゲンダッツ1号店 |
1982年 | カナダに展開 |
1983年 | シンガポールと香港に展開 |
1984年 | 日本に展開 |
1987年 | ドイツに展開 |
1990年 | イギリスとフランスに展開 |
その後、中国やロシアなど世界中に拡大し、現在では世界50カ国以上で愛されています。
ハーゲンダッツが高いのは理由がある

ハーゲンダッツは美味しいけど、高くてしょっちゅう買えない…何とか安く買いたい!
誰もが思うことでしょう。
しかし、ハーゲンダッツが値引きなどを一切しないのには理由があるんです。
その理由について3つに分けて紹介します。
1:主原料から副材料まで素材を厳選しているため
2:そもそもが高級感のある大人向けのアイスクリームであるため
3:ブランドを保つために値引きしない
1:主原料から副材料まで素材を厳選しているため
ハーゲンダッツは高級アイスクリームなので、使われている素材も一級品です。
例えば、主原料のミルクは『タカナシ北海道4.0牛乳』が使われています。
楽天で販売しており、1,000mL×4本で¥2,904(税込+送料無料)。
1本あたりにすると、なんと驚きの¥726!?
他にも、バニラアイスに欠かせない『バニラビーンズ』はバニラビーンズの産地『マダガスカル』で作られるなど、ハーゲンダッツは一級品の素材で作られているのです。
それは高くなるわけですよね。
2:そもそもが高級感のある大人向けのアイスクリームであるため
昔の日本は『アイスクリームは子供の食べ物』という概念がありました。
そこで、ハーゲンダッツは『大人の高級アイスクリーム』というイメージを持たせるため、テレビCMを作成。
その作戦が功を奏し、大人の消費者の獲得に成功しました。
値段が高めに設定されているのはこのような事情もあります。
ただし、ただ高いだけでないことは皆さんご存知の通り、それは『乳脂肪分』の割合にも表れています。
アイスクリームは乳脂肪分の割合で種類に分けられます。
種類別 | 乳脂肪分 | アイスの例 |
アイスクリーム | 8.0%以上 | ハーゲンダッツ(15.0%) レディーボーデン(14.0%) |
アイスミルク | 3.0%以上 | 雪見だいふく(3.0%) 桔梗信玄餅アイス(3.5%) |
ラクトアイス | − | スーパーカップ 爽 |
ハーゲンダッツは乳脂肪分が最も多い15.0%!
ハーゲンダッツと並んで高級アイスクリームと知られる『レディーボーデン』の14.0%を超えています。
濃厚な味わいに滑らかな口溶けの理由は数字にもはっきり出ていました。
ハーゲンダッツは様々な要素を含めて『高級アイスクリーム』になります。
3:ブランドを保つために値引きしない
ハーゲンダッツは高級アイスクリームとしてのブランドを維持するために、大幅な値引きをしません。
確かにハーゲンダッツの大幅な割引を見たことがありませんね。
それによって、ハーゲンダッツは高いものと一般常識になるほどです。
しかし、1997年に公正取引委員会より、正当な理由がないのにも関わらず取引先の小売業者に対して希望小売価格の維持を強要し、さらに並行輸入品の取扱を妨害するなど『独占禁止法第19条』に違反していると勧告を受けたことをきっかけに、スーパーなどで割引するようになりました。
それでもたった1~3割程度の割引です。
ハーゲンダッツブランドは筋金入りです。
ハーゲンダッツはアメリカでは庶民的?
日本でハーゲンダッツのパイントサイズ(472mL)買おうとすると¥800ほどしますが、アメリカではたったの4ドル(約¥440)ほどで、セール時には2ドル(約¥220)で買うことができます。
日本での高級アイスクリームが、アメリカでは庶民的なアイスクリームになると、なんだか日本で買うのがバカらしくなってくるとこですが、実はそれには理由があります。
アメリカのハーゲンダッツは日本のハーゲンダッツほど美味しくないそうです。
え?ハーゲンダッツの味って統一されていないの?
調べてわかったのですが、どうやら国によって差があるみたいです。
日本とアメリカでハーゲンダッツの味に差があるという記事をいくつも見ました。
これだけでは本当かどうかわからないところですが、値段にこうも差があることから何となく想像できてしまいますよね。
日本がいかにハイクオリティであるか改めて実感しました。
まとめ:群馬にあるハーゲンダッツの工場は日本の誇り!
【ハーゲンダッツまとめ】
・ハーゲンダッツはアメリカのニューヨークで、ルーベン・マタスによって生まれた。
・ハーゲンダッツという言葉はルーベン・マタスのイメージから作られた造語で、それほど深い意味はない。
・ハーゲンダッツの本社は、大手食品会社の『ゼネラル・ミルズ』。
・日本ではゼネラル・ミルズのオランダ法人『ハーゲンダッツ・ネザーランド』、『サントリーホールディングス』および『タカナシ乳業』の3社による合弁会社である『ハーゲンダッツジャパン株式会社』が販売している。
『ハーゲンダッツが高級アイスクリームである理由3つ』
1:主原料から副材料まで素材を厳選しているため
2:そもそもが高級感のある大人向けのアイスクリームであるため
3:ブランドを保つために値引きしない
・ハーゲンダッツはアメリカでは庶民的なアイスクリーム。
・ハーゲンダッツの味は世界中で統一されていない可能性あり。
・世界中のハーゲンダッツの中で1番美味しいのは日本である可能性あり。
ハーゲンダッツを調べるといろいろなことがわかりました。
その中でも驚きだったのが、世界中にたった4ヶ所しか工場がないことと、ハーゲンダッツの味が世界中で統一されていない可能性があることです。
でも、その数少ない工場が日本の群馬にあることや日本で作られるからあの味になることは、なんか誇らしい気持ちになりますね。
ハーゲンダッツについて調べたおかげでハーゲンダッツに対する見方が変わり、何より調べて楽しかったです。
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ジン
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